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夜のおつまみ

夜な夜な酒のつまみになる何かを探してさまよった記録です。

地方に若者を引き留めるもの

こうまでして地元に若者を引き留めたいのか、って感じをまずは持つわけですが。

 

www.kahoku.co.jp

 

 「なるほど地元就職」と題したリーフレットは、A3判二つ折り。6000部を作製し、就職説明会などで配布している。高校卒業後に青森、東京でそれぞれ就職し、結婚後も共働きする二通りの人生を紹介。青森の方が経済的にゆとりがあると訴える内容だ。
 県内在住のファイナンシャルプランナーが監修したシミュレーションは表の通り。国の2015年家計調査では、青森市の勤労者世帯の貯蓄額は503万円。だが、プランでは31歳で1.9倍近くたまる計画だ。
 年収と不動産価格は国の公表データを基にしたが、結婚後も実家暮らしを続けたり、2722万円の一戸建て住宅を頭金なし、年間約100万円を返済する35年ローンで購入するなど、都合のいい設定も目立つ。

 

都合のいい設定を考えるってところが、昔、公共土木で現実に想定される以上の過大な需要を見込んだ習性がまだ抜けてないのねって感じですが。こんなつまらん努力をするくらいなら、もっと本質的な努力にその力を傾けるべきじゃないのかと思います。

 

もっと本質的な努力。

 

それは、このシミュレーションに隠れている要素です。

 

地方では、残ったみんなが初任給211万円を得られるような仕事が少ないのです。

仕事がないから、みな都会に出ていくのです。

 

県庁は、現状を糊塗するようなやり方で若者を引き留めるのではなく、地元にもっと仕事を作る努力をするほうが真っ当だと思うのです。

 

実際、北海道のいくつかの町村では、毛蟹や帆立貝、乳牛や競走馬などの名産品を、企業や農漁協、地方自治体の努力で盛り立てているところがあります。中には、その結果、全国の市町村の中でもトップクラスの所得を擁するところすら出てきています。そういった市町村には、しっかり若者がとどまり、次の世代にその名産を引き継いでいます。農産品に限らず、観光資源を活用して雇用を作り出すこともできるものです。

 

青森県が、雇用づくり、農産品の振興をしていないというつもりはありません。大間のマグロとか、地元ブランドを作るのに成功しているのも確かです。

 

でも、そういう真っ当な努力をする一方で、こういうおかしなことをしたらまずいでしょう… やってることは、採用時だけ夢を持たせる、ブラック企業とあんまり変わらないような気がします。