夜のおつまみ

夜な夜な酒のつまみになる何かを探してさまよった記録です。

男の側の物語

夜のつれづれに、ブログの記事をつまみにしながら、お酒を飲んでいて書く。

 

きょうのお酒は、こちら。

 

 

で、今晩読んでる記事は、こちら。

tokyo-calendar.jp

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この女性の生き方も、いかにも上京してきたスペックの良い女性ならではの生き方のような気がします。そして、この女性は、「総合商社に勤務する39歳です。お給料は900万円程度。」の男性と結婚するわけですが、あまりこの種のライフスタイル語りで、男性が主人公になる場合って少ないので意識されないのですが、この種の39歳男性は、多くは、似たような物語を持っているものです。

 

ポイントは、上記記事の、この辺です。

基本、彼が連れて行ってくれるお店は、ヒールとか、きれい目なワンピースとかとは無縁のお店です。居酒屋とか赤提灯系とか・・・彼は、基本的に、何万円もかけて、ごはんを食べるっていうスタンスが無いみたいです(笑)もちろん、味は抜群に美味しいので、満足はしているのですが。

えっとですね、「味は抜群に美味しい」お店を次から次に提案できる男性は、それなりに「あれやこれや」の経験を持っているものです。少なくとも、この文章で示唆されているような、武骨で純朴風なだけの体験を持っているわけでは、おそらく全然ありません。端的に言えば、仕事一途で何も知らないという男性は、味は抜群に美味しいお店なんて、知らないんですよ。きっと、このフィクションの男性は、若いころはそれなりに鬱屈を抱えながら、おそらくは、勉強と仕事にかまけていたせいで美味しい思いをできないという屈折を胸に、美味しい料理と女性のエスコートの仕方を必死で覚えて、何人もの女性を踏み台にして経験を積んで、そしてその努力と才覚にふさわしい、秋田出身の美女と結婚した、というお話だと思うんですよね。

 

女性側にいろんな歴史があれば、釣り合っている男性にも、それなりの歴史はある。

 

 

だから、この女性の歴史になにか屈折を感じる男性は、そういう歴史をまだ積んでいない人なのかもしれないわけです。

 

そして、この物語で最後にこの女性と結婚する男性は、この女性と同じく20代のころに夢見ていた無限の可能性を諦めて、学歴はパッとしないけれど見目麗しく生活力のある女性と、愛だとかなんだとかではなく、経済的社会的な人生を共にする決心をした、と、そういうわけだと私は思います。

 

もう一つ思ったのは、30前後で不倫していたおじさん。これも東京アラサー女子あるあるな話ではあるんですが、このおじさんは30前後に、自分の結婚を決めていた時期に何を考え、周囲の女性に何を見ていたのか。この辺も掘り下げると面白いのだと思います。30代女子の若い(その年齢のおっさんにとっては)体をむさぼる醜い中年というだけの話ではなく、内発的に何かのわだかまりがあったんではないかと思います。でないと、そんなエネルギー出ませんしね。

 

幼少時の万能感を、40年かけて諦める物語としては、それなりに面白いなあと思って読みました。まあ一番面白いのは、これらの記事のブックマークで発狂している人たちですが。そういうネガティブな記事を垂れ流すブックマーカーのコンプレックスはいったいどこにあるのでしょうか?

 

 

 

モテたい理由 (講談社現代新書)

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