夜のおつまみ

夜な夜な酒のつまみになる何かを探してさまよった記録です。

まったり系企業に勤める加齢臭付きのオヤジが語るキャリア論

3か月ぶりにブログ書いてみるわ。

 

今日の酒の肴はこれ。

www.shiningmaru.com

 

うっうっうっ、羨ましい。俺なんて年収1000万超えたのは30代後半だったわ。

それはなぜかというと、「商社、素材メーカー、インフラ、大手デベロッパーなど」に就職し、「サボっていても頑張っている奴らとあまり変わらない給与はもらえるあとは適当に生きていれば大丈夫」という生きざまを選択したからです。

 

電車にのってみるとくたびれたスーツを来た加齢臭付きのハゲオヤジが世の中の多数派であるように思え、そういったしょっぱいオッサンにならないようにガイドできればと思います。

 その結果、「くたびれたスーツを来た加齢臭付きの(ハゲ)オヤジ」に成り果ててしまったわけです。大学出たときはそんなに変わらないコースだったのに。ぐすん。

 

要はカテゴリとして煽られたので何か書きたくなったと、まあそういうわけです。

というわけで、まったり系企業を目指す人たちのために、中年おっさんが自分のコースを書いてみるよ!

 

 

 

高校まで:とにかく良い大学へ

このへんは就職2年目で1000万稼ぐ羅刹コースを歩む人と、基本は変わりません。いかにまったり系といえども、勉強ぐらいはできないと入れないっつーか、それなりに美味しいコースであって、勉強してこういう人生を目指してる人も一定数いるので、その中では勝てる程度の学歴は持っとけよっつーか。東大京大一橋東工阪大くらいは常識、百歩譲って早慶。意外に美味しいのが神戸と同志社。求められる学力の割に就職戦線での評価は無駄に高い。

 

まあ、私もこのころは修羅の道を歩める羅刹になるとか思っていたので、今でいうハイスペなお仕事に就いてキラキラ系女子を食べ散らかすという夢を見ていたのですが、そういうリビドーに突き動かされないとそこへんの大学に行けないレベルの頭脳の人は、やっぱダメです。詳しくは後述。

 

大学卒業まで:やりたいことを見つけよう、そして努力

高校までは修羅の道を夢見る坊やたちも、トップ大学に入って本当のトップオブトップを見てしまうと、どうも自分はだめらしい、と悟ってまったり系を目指すのが出てきます。君の選択は正しい。一番悲惨なのは、足りないのに間違って修羅の道に迷い込んでしまうなりそこないの羅刹なのですからね。

 

というわけで、リビドーに突き動かされて辛うじて良い大学に入るレベルのお馬鹿さんは、まったり系を目指すことになります。まったり系といえども、古い日本の企業秩序の中ではハイランクなので、就職偏差値は思いのほか高いです。そして同期の中には、ハイスペクラスの頭脳と勤勉さを持つ人が、ざっと1割くらい存在します。なので、就職活動には全力を。必要なものは、上記ブログの「ソフトスキル」すなわち、コミュニケーション能力、タフネス、振る舞い、のみ

 

上記ブログが書いているハードスキル?英語って何かおいしいの?IT?ビジネス?金融? まったり系企業では、面接官がついていけなくて、下手に知識を披露すると生意気な奴と思われるのが関の山。商社にだって英語ができない奴は山ほど存在します。コミュニケーション能力を鍛えた就活戦士は、仮にスキルがあったとしても、相手と同レベルにしかそんなもんは披露してはいけません

 

 

入社してから:キャリアのポジショニング戦略

上記のとおり、同期の中には、ハイスペクラスの頭脳と勤勉さを持つ人が1割くらい存在します。何故その比率かというと、このクラスの会社の給与水準では、それ以上ハイスペクラスが来ないからです*1

 

ただし、商社、素材メーカー、インフラ、大手デベロッパーなど」のまったり系というのは、繰り返しになりますが、日本社会の中での立ち位置としては、実はハイスペ系のトップオブトップよりも、まったり系のトップオブトップの方が、重要人物とされており、この日本社会の重要な意思決定の一部を担います。したがって、お金よりもそういうところに行きたいという権力欲に背中を突き動かされている人材が一定数来たりするわけです。その日本社会の高みにおいては、ハイスペ系のトップは、まったり系のトップの相談にあずかるだけの存在だったりします。生涯賃金は無論ハイスペトップの方がまったり系トップの数倍から数十倍に達するわけですが。

 

よくできたもんで、そういうハイスペを駆使する立場に立つ人物を選抜するために、まったり系といえども、一部のエリートには、めちゃくちゃなブラック労働を強います。「努力する、これは当たり前、休日もやり続けよう、全力で頑張ろう。」、これは外資コンサル金融のみならず、まったり系企業のコアポジションについても全く当てはまります。

 

問題は、まったり系に辛うじて滑り込んだ、君、君が、そういう人生を歩みたいかということです。ちなみに上記ブログが書いているとおり「サボっていても頑張っている奴らとあまり変わらない給与はもらえる」のです。頑張っている奴らは、自分とほとんど変わらない給料で、なんか知らんけどめちゃくちゃ酷使されるわけです。それでも勝ち取りたいか? 権力を? 社会的地位を? この古い日本社会での尊敬を? 金にはならんぞ? しかも、酷使されたからといって必ずしも会社の中の栄達があるとは限りません。あくまでそれは運。運なのです。

 

私に言わせれば、目指す方が間違ってます。まあこの辺は個人の価値観に依存しますし、私自身、20代の前半には名誉と権力を希求する人生を目指していたのは事実なのですが。

 

この辺のキャリアのポジショニング戦略は結構重要です。最初っからまったりぶら下がり人生を歩めば、それはそれとして幸せですし、野心を持って敗れ去った大半の連中と給料は変わりません。そして、会社のネームだけは良いので、最初からそういう人生を狙っていけば「商社♡、インフラ♡」とか言ってるキラキラ女子の2~3人くらいとお付き合いして、これまた人生ぶら下がりがモットーな専業主婦志望の女子と幸せな家庭を築くことができます。

 

ちなみに、同期とか前後の年次*2の人で、出世街道真っ盛りの人は、給与は私と1~2割くらいしか違わないようですが、官僚の人とか政治家の人とかとの勉強会とか、シークレットな企業間交流とかしてるみたいです。ハイスペ系の弁護士とか外資金融の同世代のパートナーの人とかとの交流もあるみたいです。東大系の人とかは、なぜか急に同窓会が復活、しかも勝ち残り組だけのクローズドな面子での同窓会とかしてる模様。こうやって人は権力の中枢に近づいていくのね

 

 

まとめ

せっかくまったり系に入社したのに、キラキラ系女子と結婚することもなく、権力の中枢にも入り損ねた私としては、

  • 早い段階で人生のターゲットを決める
  • そのために合目的的に動く
  • まったり系では活躍してもしなくても給与はさほど変わらないうえ、活躍しても中枢に残れるとは限らないので、特別な権力欲とかない限りサボるに限る

ということを推奨しておきます。

 

以上、加齢臭を自分でも自覚できないおっさんが経験交じりに書いてみました。

 

 

(追伸)

nyaaat.hatenablog.com

こちらの方もそうなんですが、できることをさておいて、やりたいことにこだわりすぎるのは、結局損なんだと思います。人生損得じゃないって言えばそれまでですが。

 

 

 

 

国家総合職 専門試験 過去問500 2016年度 (公務員試験 合格の500シリーズ 2)

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*1:なお官僚については多くはハイスペクラスに近い能力を持っていますが、あの給与水準でなぜそうかというと、採用数が極小なので、歩留まり率が非常に高いからです。別の言葉でいうと、安全ゾーンが高い水準にあるからです。

*2:いまどき年次という時点でこういう会社の体質が知れる